余裕がない/自信がない/体調が悪い/環境が悪い/予想外
トラブルや怪我が起きやすい条件
トラブルや怪我は、身体の認知(できると思っている状態)と、実際の身体機能や反応との不一致によって起こります。複数の条件が重なることで、このズレが大きくなり、トラブルや怪我が発生しやすくなります。
1. 余裕がない
→ 思考が雑になりイメージが散漫になりやすい
・周囲確認を怠る
・足元・手元を見ていない
・動作が「早く・強く」なりがち
結果
・つまずき
・ぶつかる
・無理な姿勢で力を出す
→ 転倒・腰・肩の怪我につながりやすい。
2.自信がない
→ 交感神経の過剰興奮が起こり→血管収縮→過剰で不適切な筋緊張が生じやすい
・動作がぎこちなくなる
・重心移動が不自然
・とっさの回避行動が遅れる
結果
転びそうになった際に、踏み直したり手を出したりする判断が遅れ、
軽傷で済むはずのものが、大怪我へと発展することもあります。
3.体調が悪い
→ 反応と感覚が鈍りやすい
・適切な判断ができない、または遅れる
・バランス感覚の低下
・筋力・反射の低下
・疲労による注意力の低下
結果
・段差に気づかない
・力加減を誤る
・身体が思うように動かない
→ 捻挫・肉離れ・ぎっくり系の怪我が起こりやすくなります。
4,環境が悪い
→ 事故の要素や障害物が増える
・床が滑りやすい
・照明が不足している
・物が多く、動線(足元にものがある)が悪いため、想定外の動きになりやすい
結果
身体が正常な状態であっても、怪我が起きる条件がそろっている。
怪我の多くは「身体」よりも「環境」に原因がある。
5.予想外
脳からの指令と体の反応の不一致や時間差が生じる。
→ 動きのイメージが不足し、防御反応が間に合わない
・想定していない刺激や動きを強いられる
・突然の動き・音・接触
結果
・身体が一瞬止まる
・不自然な方向に力が入る
→ 適切な筋収縮ができず、関節・筋・腱を痛めやすい。
怪我やトラブルは、不注意や能力不足ではなく、「認知・反応・身体状態のズレ」が重なった結果として起こります。
そのため、準備(前もってのイメージ)・体調管理・環境整備が、トラブル予防にとって大切なのです。







