娘さんがお母さんによく言う言葉として、
「お母さん、背中が曲がってきているから、まっすぐにしなさい」
というものがあります。
しかし、このような前かがみの姿勢は、姿勢を維持する神経機能の低下による場合もあれば、脊柱管の後方部分の狭窄によって、背骨を前に曲げることで神経の通り道を広げようとする代償反応として生じている場合が多くあります。
つまり、この姿勢は、単なる癖や気の緩みではなく、身体が少しでもつらさを軽減しようとしてとっていることがあるのです。特に脊柱管狭窄症では、前かがみになることで神経の負担がやわらぎ、痛みやしびれ、重だるさが軽減しやすくなる場合があります。
そのため、過度に姿勢を指摘しすぎると、かえってお母さんの状態を悪化させてしまうことがあるため、注意が必要です。大切なのは、見た目だけで姿勢を正そうとするのではなく、なぜその姿勢になっているのかという身体の背景を理解することです。






